躍進する育毛剤

江戸時代に作られた毛生え薬から150年という時を経て、育毛剤は大きく変貌を遂げました。日本では柑橘系を利用したエキスを毛生え薬としていたわけですが、つやのある髪の毛にするために、柑橘類のエキスがいいということをなにかから理解したのでしょう。今でも柑橘系のエキスは育毛剤に利用されています。

江戸時代は、髪の毛が抜けている部分を松葉でこすり出血させ、そこに蝙蝠の黒焼きとゴマの油で解いたものを混ぜて塗っていたということも知られています。どういうことでこのようなことを行っていたのかわからないのですが、血行促進のために利用したということかもしれません。

さてそれから150年という時を経て、育毛剤は大きく進化し、髪の毛の成長、頭皮の健康によい成分を科学的に判断し、本当に効果がある成分を合成した育毛剤が作られています。治療も進み、男性型脱毛症は専門クリニックで治療することで維持、抜け毛を抑制することができますし、様々なお薬も作られています。

男性用が主だった育毛剤も、女性専用の物など沢山の育毛剤が登場し、男性も女性も薄毛や抜け毛を抑制する自分に合った育毛ができるようになってきています。これから先、さらに科学的な成分を利用した画期的な薬剤が登場していくでしょう。

育毛剤イコール保湿だった時代

世界ではどうだったのかというと古代、育毛習慣があったということがわかっています。古代エジプトでは、薄毛を改善するためにライオンなどの動物の脂を塗ることが治療となるとし、行っていたと記されています。また古代ギリシャでは、オリーブオイルを利用することで頭皮を保湿するということが薄毛ケアとなっていたようです。

当時、育毛剤として非常によく利用されていたのは、西洋ではハーブ、ギリシャでは玉ねぎ、はちみつなどを利用していたとされています。それぞれの国の食文化が育毛剤の基礎となっていることがわかります。

古代ローマではさらにハトのフンが頭皮にいいとされ、ハトのフンを塗り込んだりしていたといいますので驚きです。何をしてでも髪の毛がほしいと思う気持ちは、古代も現代も変わっていないのです。

保湿というのが古代の薄毛、抜け毛のポイントだったのです。保湿することで頭皮の環境をよくすることができると、当時考えていたのです。保湿ということが古代の育毛剤となっていたということです。しかしハトのフンなどに効果があったのかどうか、どうしてそんなことを考えるようになったのかはわかりませんが、何をしてでも髪の毛をはやしたい・・・という思いは現代も変わらないと感じます。

毛生え薬は江戸時代から

長くてつやつやと美しく、深い黒色をした髪の毛、損な髪の毛が最高の美髪といわれていたのが平安時代です。長くてつやつやした黒髪こそが美人の条件といわれていた時代、特に女性は、髪の毛をどのように美しく保つか、常にこれを考えていたようです。その時代の女性は米のとぎ実で髪の毛を洗うなど、ヘアケアを行っていたとされています。

男性も当時、烏帽子をかぶる元服の義と呼ばれる大人になるための儀式、現代でいう成人式のような儀式の際、毛髪は非常に大切な要素とされ、女性と共に美しい黒髪があることが素敵な大人の男性になるために必要な条件だったのです。

実際に日本で毛生え薬というものが登場したのは江戸時代です。庶民が髷を結うようになった江戸時代、髪の毛が豊かにあることが大切だったのです。髷を結うためにはどうしても髪の毛がしっかり生えていることが大切で、毛生え薬はとても重宝されたのです。

当時利用されていた毛生え薬はミカンやゆず等の柑橘系精油が利用されており、このエキスによって頭皮の保湿、血行促進などが得られ、毛髪が豊かに生える、抜け毛が減るなどといわれたのです。

さらに時代が進み、明治時代、「散切り頭をたたいてみれば文明開化の音がする」といわれ、多くの人が髷を切り、西洋的なヘアスタイルになり、シャンプーなどが入ってきたことによってさらに育毛に対する意識が高くなったのです。

育毛剤はどうやってできたのだろう

髪の毛のことに関して、悩みを持っているという人が多いです。昔は男性の悩みとされていた薄毛の悩みですが、最近は女性も薄毛の悩みを持っている方が多くなっています。髪の毛は酸素や栄養素、水分などがとても重要となるのですが、普段の食事や睡眠などの生活習慣、またストレスを受ける事によって、栄養素や酸素などが上手く行き届かないことも多いのです。

ストレスを受けると、血液の流れが悪くなり、酸素や栄養素を毛根に届きにくくなります。こうした様々な要因が重なり合い、薄毛になるといわれるのですが、その要因は人によっても違い、改善するということは非常に難しい事なのです。

古くから髪の毛に対して執着心があるといわれる日本人です。世界をみると薄毛をそれほど気にしていない方々も多いのですが、日本人は薄毛に対して非常に敏感で、男性も女性も髪の毛が薄くなることに神経を使ってきました。

最近は薄毛治療について、男性型脱毛症の治療ができるクリニックなども登場し、これから先、さらに研究が進んでいくことにより、薄毛の改善や抜け毛防止等のいい治療が受けられるようになるといわれています。育毛剤の研究などもこの先進んでいくでしょう。

沢山の育毛剤が販売されている中、気になるのは日本の育毛剤の歴史です。現在販売されている育毛剤はどのようにして作られるようになったのでしょうか。当サイトは育毛剤の日本の歴史、さらに世界の育毛剤の歴史について調べました。今利用されている育毛剤がどうやって作られるようになったのか、当サイトで知って頂けたら幸いです。